8日目:日本海ルートもそろそろ終わり

鳥取で一泊し、翌朝鳥取砂丘へ行ってきました。砂丘にはラクダがいるんですね。友達と一緒ならラクダに乗っていたと思いますが、一人だと乗るのはちょっと・・。砂丘会館で梨ソフトは食べました。つい・・(笑)

10時30分前に鳥取を出発。今日は下関か、海を渡った門司まで行こうと思います。下関でストップして「明日海を渡る」というワクワクを楽しむか。悩みどころ。

米子で乗り換えですが、40分ほど待ち時間があるので、駅前のイオンで昼食を済ませました。同時に移動中に飲むドリンクやおやつも購入。益田でも1時間近い待ち時間がありましたが、駅前に観光地もなくのんびり過ごして出発を待ちます。

益田から長門市へ、長門市から下関で一泊。やはり九州上陸は明日にしようと思います。

7日目:時は金なり。新幹線も駆使して移動

柏崎から直江津へ行き、直江津からは私鉄に乗り換え上越妙高を目指します。そして、上越妙高から北陸新幹線「はくたか」に乗って金沢へ。直江津・金沢間が私鉄のため、どうせ私鉄になるのならと新幹線で移動することにしてみました。やはり新幹線は早くて快適です。1時間ちょっとで金沢に到着。金沢で一休みして、どんどん移動します。

敦賀で小浜線に乗り換えて舞鶴を目指します。東舞鶴で乗り換え、綾部で乗り換え、福知山で乗り換え、豊岡へ。福井→京都→兵庫県をサクサク移動。乗り換え時間、ホームでの待ち時間、かなりいい感じで移動できています。とはいえ、朝の新幹線と比べると圧倒的にゆっくりで無駄が多いと感じます。新幹線の早さ、快適さ、あれを味わってしまうと18きっぷでの移動はしんどいかも・・。時間がある今だからこそできる旅だと思います。

豊岡で泊まろうかとも思ったのですが、まだ18時前だったので、もう少し頑張って鳥取まで行きました。鳥取へ来たなら砂丘ですよね。というわけで、明日は砂丘に立ち寄ります。

6日目:日本海沿いを行く

一晩考えて、青森から南下することに決めました。秋田へ向かう途中、男鹿半島を立ち寄ろうかとも思ったのですが、観光地までは路線バスなどが無く、観光タクシーやレンタカーでまわらないといけないようです。男鹿は断念して秋田へ向かいます。

青森から秋田まで乗り換えなしでスムーズ。朝早かったので車内でもうひと眠りしました。秋田駅で乗り換えまで1時間以上あったので遅めの朝ごはんを食べることに。どこまで移動するか考えましたが、新潟か、よく行って柏崎になりそうです。

秋田から酒田で乗り換え。酒田駅で待ち時間があったので駅の外に出てみましたが特に見るものも無く、「牛肉ど真ん中」という駅弁を買って発車を待ちました。どうせ食べるなら海を眺めながら食べたいものです。朝食が遅めだったのもあり、五十川を過ぎたあたりで眺めを楽しみながら駅弁を食べました。これこそ旅の醍醐味です。

新津で乗り換えて19時過ぎに新潟へ。もうひと踏ん張りして柏崎まで移動しました。

5日目:岩手から秋田を通って青森へ

平泉を観光した後は北上へ移動し一泊。ここまで来たら青森県を目指すしかないでしょう!移動距離が長いので鉄道ルートで行くことに。ヒッチハイクもいいですが、列車に揺られながら眺める景色も好きです。

北上から北上線に乗り、途中横手で乗り換えて秋田へ。移動中は本を読んだり、考え事をしたり、旅のまとめをしたり、ぼーっと外を眺めたりしていました。改めて「僕は列車の窓から外を眺めるのが好きだ」と実感したのですが、窓からは一面に田んぼが広がっていて「これが東北の風景なのか」と感動しました。

秋田からリゾートしらかみに乗って五所川原へ。青森と言えばねぶた祭りですが、僕が行ったときはもう祭りが終わっていました・・。五所川原には「立佞武多の館」という施設があり、館内には実際に祭りで使っている立佞武多が展示されている他、立佞武多に関する展示が沢山ありました。ここは立佞武多の展示場で、保管所でもあります。祭りになればここから立佞武多を搬出するのだとか。高さが20メートル以上あるので保管するのはかなり大変そうです。保管しつつ、シーズンオフは見学できるというのがユニークな発想ですね。五所川原では、立佞武多の他にも、沢山のねぶたが地元の方によって作られているそうです。市内の高校でも作っている学校があるのだとか。地元の方がどれだけお祭りを愛しているのかが、展示から伝わってきました。

五所川原を後にし、青森へ。今日は青森で泊まります。明日以降は津軽線に乗って三厩へ向かうか、秋田、新潟と南下するか・・。

3日目:東京を出て東北へ

ここから東北を目指します。東京からは、車(ヒッチハイク)よりも電車の方が移動しやすいと考え、東北本線に乗車しました。宇都宮を過ぎると見える景色も変わってきて、田んぼや森が中心に。「旅してるんだな」という感じが出てきます。

しばらくすると30代半ばくらいの女性が「18きっぷで旅行ですか?」と声をかけてきたので、旅の経緯やここまでの話をしました。女性は東京に憧れて上京したものの、今年いっぱいで退職して地元に戻ると決めたらしく、今日はその報告も兼ねての帰省だそう。「デパートに入っている化粧品売り場の美容部員をやってきたけど、デパートで働く人じゃなくて、デパートの近くに住んで、デパートで買い物する人になりたかったな」と言った女性の表情が印象的でした。あの女性みたいにデパートの近くに住みたいと思う人がいるのか『the departmentstore』という有名デパートがある人気の街を紹介しているサイトを見つけました。私は私は賑やかな都会よりも、多少不便でも自然を感じる場所に住みたいです。この旅で色々な場所を見て特にそう思うようになりました。

電車に揺られて白坂駅。ついに人生で初めて東北に入りました!郡山でお祭りをやっているという話を小耳にはさみ、郡山へ向かうことに。『東北だし涼しいかな』と思って郡山駅を下車しましたが、東北だから涼しいということはなく結構暑かったです(笑)この日は「うねめまつり」というお祭りをやっていて、駅前はとても賑やかでした。ゆかたを着た人が多かったですね。私も踊りや屋台をみてお祭り気分を味わいました。

ここからヒッチハイクで北上する事に。とは言え、ヒッチハイクしやすい場所を探すのは至難の業。一番車を見つけやすい国道は車が止めにくく、それ以外の道では遠距離を移動する車が少ないというジレンマ。結局、ヒッチハイクを開始して乗せてもらえる車に出会うまで1時間近くかかりました。この日乗せてくれたのは25歳のお兄さん。ヒッチハイクで初めて年齢が近い人に出会いました。福島まで乗せてもらい、さらにヒッチハイクで仙台市まで移動。仙台市まで乗せてくれたのは定年間近の男性で、実家から自宅へ戻るところだったそうです。この日は仙台市内に宿泊しました。

2日目:名古屋から東京を目指す

名古屋から東京へは18きっぷを使って向かいます。名古屋から豊橋までは新快速であっという間ですが、豊橋から先がとにかく長い!特に浜松から先が長く感じました。座面の硬いロングシートは居眠りするのも一苦労。のぞみ新幹線なら名古屋・東京間は約100分(1時間40分前後)ですが、18きっぷだと6時間以上かかります。

電車の中は平日の昼間にも関わらず割と混んでいました。私と同じく18きっぷと思われる人も多数。18きっぷの旅と思われる人は大体時刻表を手にしています。東海道本線は乗り換えの待ち時間が短いので移動がスムーズな半面、短時間の間に軽食や飲み物を購入しないといけないのが難点です。

長い時間をかけて新宿に到着。新宿で友達と会う約束をしており、友達に指定された改札口へ向かいます。人の波に乗って移動していると、出発してからこの度で一番人口密度の高い場所にいるんだという実感が湧きます。友達と合流して新宿の街へ・・。さすが新宿。人が多く、いたるところにネオンが輝いています。車窓で眺めた長閑な風景とのギャップがたまりません。