11日目:宮崎から鹿児島へ

東北もいいところでしたが、九州もあたたかくて雰囲気がのんびりしてていいところです。定年して住むなら東北より九州がいいなぁ。ただ、宮崎はテレビが2局しかないので、宮崎以外に住むか、テレビ以外の趣味を持つ必要があります。

宮崎から鹿児島へ向かいます。九州はヒッチハイクしやすいという実感があるので、今日も国道沿いでヒッチハイクを開始しました。町と町が1本の国道でつながっているという場所が多いのでヒッチハイクする道路が見つけやすく、九州の人(県民性とでもいいますか)結構すぐに止まってくれる人が多いです。乗せてくれた人や、町の人を見ると開放的な人が多く、話すのが苦手な僕も話しやすいという印象があります。「ヒッチハイクをやってみたいけど、上手くいくどうか不安…」という人は、九州でやってみるとよいかもしれません。

ヒッチハイク開始から少し時間はかかりましたが、鹿児島へ営業に行くというサラリーマンの人が止まってくれました。サラリーマンの人は「九州の道はメリハリが無いので運転してると眠くなる」「ハンズフリーで話ができるときはいいけど、そうでない時は結構大変」「こうやって隣で話してくれる人がいると助かることもある」そんな話をしていました。

途中都城に立ち寄り、鹿児島市内を目指します。サラリーマンのおかげでサクサクと鹿児島市内まで移動できました。「県外から取引先が来たら鹿児島の観光名所を案内するんだけど、18きっぷで旅してるなら枕崎は外せないね」「途中の指宿は砂蒸し風呂が有名で、鹿児島の観光スポットだよ」と、鹿児島の見どころ、市内のおすすめ居酒屋や料理店など沢山教えてくれました。サラリーマンになるとこういう仕事もあるんだなと関心。

せっかくなので鹿児島中央から枕崎を目指そうと思ったのですが、この時間からだと枕崎で一泊しないといけません。往復した方が18きっぷでは元が取れます。

このまま行くか、鹿児島に泊まって翌日行くか、それとも家に帰るか・・・。

実はそろそろ家に戻る頃合いかなという気もしていました。さて、私の選択はどうなったのか。次回に続きます。

10日目:ヒッチハイク天国☆九州

大分でヒッチハイクをした結果別府に泊まることになりましたが、温泉を満喫できたのでよかったです。今日は宮崎を目指してヒッチハイクします。

と、なんと開始からたった5分で止まってくれる人が現れました!こんなにスムーズにいったのは初めてです。40代くらいの女性で、宇佐にある事務所へ商品を運んだ帰りだそう。延岡の事務所に戻る途中だったとのことで、延岡まで乗せてもらいました。

延岡でしばらく休憩。まだ昼過ぎだったのもあり、「ひょっとしたら、今日中に宮崎まで行けるかも?」という期待が湧いてきました。昨日の大分といい、ヒッチハイクしたらすぐに止まってくれる人が現れます。ヒッチハイクを再開すると、20分くらいで40代くらいの男性が乗せてくれました。数年前までは東京で働いていたけど、地元の宮崎に戻って店を立ち上げたということ。お店のルートとは外れているにも関わらず、わざわざ宮崎市の中心部まで行ってくれました。車内で「宮崎に来たならチキン南蛮を食べて。味が全然違うから」と言われたので宮崎市内でチキン南蛮を食べました。男性の言う通り、普段食べているのとは全然違って美味しかったです。

9日目:いよいよ九州編

いよいよ今日から九州編スタートです。

今日向かうのは福岡県うきは市。ここには友達がいるので会いに行きます。

下関から門司はあっさり通り過ぎ、こんなことなら勿体ぶらずに昨日のうちに門司まで行ってもよかったなと思いました。門司でJR西日本に別れを告げ、JR九州の車両に乗り込みます。古賀、久留米を乗り換えて13時前にうきはに到着。再会した友人は変わらず元気でした。1年ぶりの再会でしたが、田舎での暮らしを楽しんでいる様子が伝わってきます。いつか僕もこうやって自分が住む町を友達を案内してみたいですね。

久大本線と言えば湯布院ですが、時間がないので大分まで移動しました。JR大分駅の上に天然温泉があり「さすが温泉大国大分!」と思いました。なかなかいいお値段しましたが、展望+風呂セットと考えたらお手頃かもしれません。

20時前でしたが、久しぶりにヒッチハイクをしてみようと思い、大分から宮崎を目指してヒッチハイクに挑戦。国道沿いに立ち始めてから15分で乗せてくれる人が現れました!この旅最短記録!乗せてくれた人は21歳の女性です。初めて年下の人に乗せてもらいました。大分市内で働いていて、仕事を終えて家に帰る途中だったようです。豊後高田まで戻るけど、豊後高田には何も無いから別府までという話になりました。人生初の別府温泉。町中温泉のにおいがします(笑)宮崎とは逆方向になりましたが「大分に来て別府に寄らないのは駄目だよ」と言われたので、まぁ結果オーライですかね。温泉を満喫し、癒されました。

8日目:日本海ルートもそろそろ終わり

鳥取で一泊し、翌朝鳥取砂丘へ行ってきました。砂丘にはラクダがいるんですね。友達と一緒ならラクダに乗っていたと思いますが、一人だと乗るのはちょっと・・。砂丘会館で梨ソフトは食べました。つい・・(笑)

10時30分前に鳥取を出発。今日は下関か、海を渡った門司まで行こうと思います。下関でストップして「明日海を渡る」というワクワクを楽しむか。悩みどころ。

米子で乗り換えですが、40分ほど待ち時間があるので、駅前のイオンで昼食を済ませました。同時に移動中に飲むドリンクやおやつも購入。益田でも1時間近い待ち時間がありましたが、駅前に観光地もなくのんびり過ごして出発を待ちます。

益田から長門市へ、長門市から下関で一泊。やはり九州上陸は明日にしようと思います。

7日目:時は金なり。新幹線も駆使して移動

柏崎から直江津へ行き、直江津からは私鉄に乗り換え上越妙高を目指します。そして、上越妙高から北陸新幹線「はくたか」に乗って金沢へ。直江津・金沢間が私鉄のため、どうせ私鉄になるのならと新幹線で移動することにしてみました。やはり新幹線は早くて快適です。1時間ちょっとで金沢に到着。金沢で一休みして、どんどん移動します。

敦賀で小浜線に乗り換えて舞鶴を目指します。東舞鶴で乗り換え、綾部で乗り換え、福知山で乗り換え、豊岡へ。福井→京都→兵庫県をサクサク移動。乗り換え時間、ホームでの待ち時間、かなりいい感じで移動できています。とはいえ、朝の新幹線と比べると圧倒的にゆっくりで無駄が多いと感じます。新幹線の早さ、快適さ、あれを味わってしまうと18きっぷでの移動はしんどいかも・・。時間がある今だからこそできる旅だと思います。

豊岡で泊まろうかとも思ったのですが、まだ18時前だったので、もう少し頑張って鳥取まで行きました。鳥取へ来たなら砂丘ですよね。というわけで、明日は砂丘に立ち寄ります。

6日目:日本海沿いを行く

一晩考えて、青森から南下することに決めました。秋田へ向かう途中、男鹿半島を立ち寄ろうかとも思ったのですが、観光地までは路線バスなどが無く、観光タクシーやレンタカーでまわらないといけないようです。男鹿は断念して秋田へ向かいます。

青森から秋田まで乗り換えなしでスムーズ。朝早かったので車内でもうひと眠りしました。秋田駅で乗り換えまで1時間以上あったので遅めの朝ごはんを食べることに。どこまで移動するか考えましたが、新潟か、よく行って柏崎になりそうです。

秋田から酒田で乗り換え。酒田駅で待ち時間があったので駅の外に出てみましたが特に見るものも無く、「牛肉ど真ん中」という駅弁を買って発車を待ちました。どうせ食べるなら海を眺めながら食べたいものです。朝食が遅めだったのもあり、五十川を過ぎたあたりで眺めを楽しみながら駅弁を食べました。これこそ旅の醍醐味です。

新津で乗り換えて19時過ぎに新潟へ。もうひと踏ん張りして柏崎まで移動しました。

5日目:岩手から秋田を通って青森へ

平泉を観光した後は北上へ移動し一泊。ここまで来たら青森県を目指すしかないでしょう!移動距離が長いので鉄道ルートで行くことに。ヒッチハイクもいいですが、列車に揺られながら眺める景色も好きです。

北上から北上線に乗り、途中横手で乗り換えて秋田へ。移動中は本を読んだり、考え事をしたり、旅のまとめをしたり、ぼーっと外を眺めたりしていました。改めて「僕は列車の窓から外を眺めるのが好きだ」と実感したのですが、窓からは一面に田んぼが広がっていて「これが東北の風景なのか」と感動しました。

秋田からリゾートしらかみに乗って五所川原へ。青森と言えばねぶた祭りですが、僕が行ったときはもう祭りが終わっていました・・。五所川原には「立佞武多の館」という施設があり、館内には実際に祭りで使っている立佞武多が展示されている他、立佞武多に関する展示が沢山ありました。ここは立佞武多の展示場で、保管所でもあります。祭りになればここから立佞武多を搬出するのだとか。高さが20メートル以上あるので保管するのはかなり大変そうです。保管しつつ、シーズンオフは見学できるというのがユニークな発想ですね。五所川原では、立佞武多の他にも、沢山のねぶたが地元の方によって作られているそうです。市内の高校でも作っている学校があるのだとか。地元の方がどれだけお祭りを愛しているのかが、展示から伝わってきました。

五所川原を後にし、青森へ。今日は青森で泊まります。明日以降は津軽線に乗って三厩へ向かうか、秋田、新潟と南下するか・・。